ホームカラーについて

先日、お客さんとホームカラーついて話しました。

まぁー、ホームカラーすると安いですよね、
よく染まるし、あと最近のホームカラーは手触りもいいし・・・

なんて話をしました。

自分も学生とかの時は、鏡の前で塗り塗りして、ホームカラーをしていたので、
個人的には好きにすればいいんじゃないかな?と思います。
そういう価値観なんだろうと・・・

ただし!この考え方っていうのは2-3ヶ月で染めた所を切ってしまえる
メンズや『ショート』に限ると思います。

確かにセルフカラーは安いし、最近のホームカラーは、
トリートメント?が入っていて、一時的に手触りは良く感じますが、

自分で塗る場合は、どうしても目の届く、
前の方に集中的に薬を乗せがちで、見えない後ろはわりと適当です。

いわゆるムラですね
これも安さの代償としては、別に良しとしましょう。

見た目のムラはさておき、問題は・・・

ダメージのムラなんです。

画像の説明

以前、なんかで書いていたと思いますけど、

髪の毛は死滅細胞でできていて、自己修復能力はありません。
つまり、一度ダメージになると元には戻りません。
・・・トリートメントをしたとしても

そして、
根元の耐久度を100として、パーマ、カラーや日常生活において
減点法で耐久度は減っていきます。ダメージが蓄積されていくという事です。

0になるとバシバシの枝毛になったり水に濡れるとびょーんと伸びたりします。

ちなみに、パーマで2-30点、カラーで15-20点(明るさ、回数にもよります)
日常のドライヤー紫外線などで10点くらいマイナスされていきます。
(数字は適当です。だいたいこれぐらい減ると思ってください)

・・・で、ダメージのムラに話を戻すと

塗りやすい前や頭頂部にはダメージが蓄積して、
見えないえりあしや中側は、薬がついていないので健康な状態です。

白髪が気になったから上だけ染めたのっとか
お客さんに言われる事があるんですけど、

パーマとかストレートとかを考えられている人は止めてください

ダメージの差が少しだったら、ある程度は調節できますが
ダメージのムラがありすぎると薬剤の設定が複雑になりすぎます。
トップダメージが80で、えりあしが30 とか、合わせるのほぼ不可能です。

どちらかに合わせて薬を設定していくのですが、
えりあしに合わせるとトップチリチリ、トップに合わせるとえりあしユルユル
ストレートの場合はより顕著です。

なので、
パーマとかストレートとかを考えられている人は、
ホームカラーは、止めた方が良いと思います。

ホームカラーは、塗りやすくするのに泡状のタイプが多く、

すでにダメージがある毛先にも延ばしやすくなっています。

根元の黒いリタッチを明るくするための薬はある程度パワーが必要ですが
すでに染まっている所には、パワーが強すぎます。
(パワーが強いほどダメージになります。)

つまり、塗りやすさのかわりに、ダメージを蓄積させやすい商品ですね
そこがホームカラーのリスクです。

カットだけの人でも、ボブくらいからロングぐらいになると
ダメージが目立つとどんな髪型してもあまりキレイじゃないので、
ホームカラーはオススメできません。

美容室では、
根元リタッチやトーンアップには、それなりのパワーのある薬を使いますが
すでにダメージのある毛先には、ダメージを極力控えるような薬を使い塗り分けをします。

重要な事なので、もう一度書きますが

髪の毛は死滅細胞でできていて、自己修復能力はありません。
一度ダメージになると元には戻りません。
トリートメントをしたとしても

髪のダメージが気になる、頻繁に染められるおしゃれな方には、
こんなのもあります★
お得なカラーチケット
http://goo.gl/HghWJI

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