色素沈着

皮膚の色素沈着とは

広い意味で皮膚のシミ(色素班)は、
元々、色素沈着の総称として呼ばれているので、

一般的に呼ばれているシミ(色素斑)皮膚の色素沈着は同類となります。

シミ=色素沈着といっても中身は色々な種類もあり、
発症原因も違えば治療、予防法も異なってきます。

ここでは、「 炎症性色素沈着 」についての情報を掲載しています。

また、皮膚病と混同しまいがちですが、
ここでは、色素沈着する皮膚病も含んでおります。

皮膚の色素沈着とは、何らかの原因により皮膚が炎症を起こし、
治まった後、色素が残ってしまった状態のことを指します。
炎症性色素沈着症(PIH)とも呼ばれています。

皮膚の色素沈着には、一時性と慢性がある

ただ単にシミと混同される事も多いですが、
シミの分類である炎症性色素沈着症は、
更に分類が分かれており、原因や対処法も変わってきます。

基本的に、 「 一時性 」 と 「 慢性 」 に分かれます。

一時性の色素沈着
熱傷、外傷による傷が完治した後に色素が沈着して残る場合があります。
これを一時性の炎症後色素沈着と呼ばれています。

慢性の色素沈着
アトピー性、ナイロン・タオル性、女子顔面黒皮症などは、
慢性的に炎症を繰り返して、炎症性色素沈着が消えない状態を
慢性的な色素沈着と分別されています。

炎症性色素沈着 分類

色素沈着の原因

色素沈着の原因は、熱傷、外傷などで、
皮膚が炎症を起こした場合や慢性的な炎症、ホルモンバランスの乱れ、
加齢、日焼けなどにより起こります。

特に妊娠中の女性は、ホルモンが変化します。
変化する過程でメラニン色素が刺激され増大され、黒ずみ(色素沈着)が
できやすくなります。

ほとんどの場合、炎症後に色素沈着します

他にもある!色素沈着の原因

ホルモンバランス以外の主な原因は、熱傷、外傷による
外部からの傷が完治した後、色素沈着してしまう場合や

海、リゾート地など急激な強い日差しによる日焼け、
慢性的な摩擦の刺激などによっても色素沈着の原因となります。

注意
皮膚を強く掻いたり、擦り過ぎて皮膚が
本来もっている防御壁(皮膚のバリア)を
破壊してしまい炎症してしまったり、

肌に合わない化粧品など、使用続けることによって
炎症を起こしてしまい

結果的に色素沈着する場合もあるので注意が必要です。

色素沈着してしまう主な原因とは?

身近な習慣でも、知らず知らずに色素沈着を引き起こす原因となる場合もあります。
特にスキンケアで擦り過ぎ、ナイロンタオルで擦り過ぎが非常に多いです。

  • 熱傷、外傷で皮膚が傷ついた場合
  • かぶれなどの炎症を起こした場合
  • 急激な強い日焼けをした場合
  • 慢性的な摩擦・刺激にさらされている場合
  • 相性が悪い化粧品類を使用している場合
  • ホルモンバランスが乱れている場合


    以上が色素沈着の主な原因と考えられますが、
    必ずしも1つの原因だけとは限りません。

原因が2つ重なったり、部位によって原因が異なったりする場合も
少なくないのが実情です。

色素沈着 予防について

皮膚の色素沈着の分類にによって予防が出来る場合と出来ない場合がありますが、
知っておくことで余計な色素沈着の原因を防ぐことができます。

まず、熱傷、外傷、ホルモンバランスの乱れ、
などは予測ができない為、予防は難しいです。

あらかじめ、分かっている熱傷、外傷といえば
美容エステなどのレーザーや脱毛になるかと思います。

ひらめき
皮膚を擦り過ぎ、掻き過ぎたりにないで、炎症を抑えるクリームを使用したり、肌に合わない化粧品類は、早めに見直しするなど改善余地はあります。

[check]レーザー、脱毛などは慎重に
美容エステなどのレーザー、脱毛は場合によっては色素沈着するので、
慎重に検討しましょう。

特に針(ニードル)脱毛は、皮膚のダメージが強く、
色素沈着のリスクが高まります。

[check]曇りの日も雨の日もUVケア
日焼けによる色素沈着は、日差しの強い時期だけではなく、
通年UVケアをするのが理想です。

曇っている日もメラニン色素を刺激するUVA、UVBは、
地上に届いているのです。

曇りの日で50~60%、雨の日で30%(晴れ日基準として)ので
油断は禁物です。

[check]皮膚を強く擦らない
スキンケアなどで顔、皮膚など強く擦らないことが大切です。
毎日、強く皮膚を擦っていると、本来もっている皮膚のバリアが
破壊されてしまい炎症性色素沈着ができやすくなります。
強く擦らないとダメなスキンケアは、強く擦らないで済むようなケアの見直しが必要です。

相性の悪い化粧品類の使用し続けることで、肌が荒れてしまい炎症を
起こしてた結果、色素沈着になる場合があるので、
肌に合わなかったらすぐに使用しないことが大事です。

色素沈着 治療について

基本的に熱傷、外傷による色素沈着は、自然に完治しますので何もせず、
そのまま 「 ほっといておく 」 の大切です。

程度や部位により、時間がかかりますが、だんだんと薄くなり、
そのうち色素が消えてしまう事例が多いので自然治癒の力に身をまかせ、
しばらく様子を見るのが無難です。

レーザー治療などは、場合によって有効なケースもありますが、
熱傷なのでレーザー治療後、炎症をおこし色素沈着が、
一時的、更に悪化してしまう恐れがあります。

レーザー治療を行う場合は、専門医をよく相談された上で
治療を受けるのが好ましいです。

色素沈着の原因を早期に改善する

熱傷、外傷などの炎症が治まった後に色素沈着する一時性の場合、
そっとしておく 」ことで自然に治癒するケースが多いのですが、
やっかいなのが 「 慢性の色素沈着 」 の場合です。

慢性の場合は、炎症が治まったかと思うと、
また炎症を起こして繰り返してしまうので、
炎症の原因の元を早期に突き止めるのが先決です。

原因をつきとめないと何時までも皮膚の色素沈着が消えず、
慢性化しているのです。

化粧品が肌に合っているか、掻きグセはないか、
ナイロンタオルで洗う習慣などはないかなど

ひらめき
レーザー治療以外での治療法として当店でのグリーンピールなどがあります。

また、高い効果は望めませんが、美容ケア用品類などもある程度、
有効といわれています。