髪老化について

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年齢とともに
『ハリコシがなくなって、ボリュームが出にくい』
『白髪が出てきた』など髪老化を感じてきます。

髪老化は、大きく分けて4つ

[check]白髪
[check]ハリコシのなさ
[check]乾燥
[check]うねり

白髪について

白髪を見つけると、『嗚呼、私も年を取ったか~っ』
とても悲しい気持ちになりますよね

白髪が生えていることで、老けて見られたり、苦労していると思われたり・・・

残念な事に、白髪の原因は完全に解明されていませんが、白髪の直接の原因は4つ

・メラニン(髪を黒くする色素)の元となるチロシンの不足
・メラノサイトの活動・機能不全によるメラニン色素の生成不足
・黒くした髪を漂白してしまう過酸化水素の蓄積
・黒髪を作る成長ホルモンの分泌不足

別の見方をすると

遺伝・年齢
ストレス、病気、ホルモンバランスの乱れ
栄養不足
ヘアケア製品選びの間違い
生活習慣

などがあげられます。

白髪に関しては、詳しく書き出すと、途方もない情報量になるし、
そこまで詳しい情報は望んでいないので、やめておきます。

短期的な気になる白髪の対策としては、

・白髪染めのカラーをする
・白髪を切る
・白髪を抜く

などがあげられます。

白髪の量が少ない場合は、切ったり、抜いたりすると
対応できますが、量が増えてくると一部に集中してると
そこだけハゲちゃうので、カラーじゃないと難しいです。

切った場合は、当然根元から生えてきますが、
抜いた場合はどうでしょうか?、

答えは、髪の毛は毛乳頭を壊さない限り、
何度でも生えてきます。

しかし、抜いた時に、毛乳頭を壊すこともあります。

カラーに関しては、しっかり染めたい場合は、
暗めのアルカリ白髪染め(アルカリとは、いわゆる普通のカラー剤)が、
ダメージはあるものの、しっかり染まります。
明るいカラーの場合、白髪が染まりきらない場合があります。

マニキュアの場合は一番気になる根元につける事ができません。

ヘナの場合は、基本的に自然のモノなので
染まり加減が予測できません。

感覚的は、何度かヘナをしてやっと色が入る程度です。
ヘナ単品の場合はオレンジ色
インディゴ単品の場合は、緑というか藍色みたいな発色をします。

ヘナとインディゴを混ぜる事で、ブラウンっぽく見せる感じですが
結果は、予測できません。

ハリコシのなさ について

若い時は、髪に弾力があってトップも自然とふんわりしていたのに、
年齢とともにハリコシがなくなってきたなーっと感じる人も多いかと思います。

ハリコシが無くなる原因は?

元気な髪の源、毛母細胞が加齢によって衰退

そうすると本数も少なく、細い髪しか生えてこなくなります。

・女性ホルモンの分泌量の変化
女性ホルモンは30代をピークにどんどん減少していきます。

髪の太さも30代をピークに緩やかに細くなっていきます。
男性と比べると薄毛の悩みは軽めです。

栄養不足で細い髪しか生えてこない状態に!

髪のハリ、コシとは、本数、弾力、強度
それらの低下が、ハリコシが無いという状態です。

年齢を重ねると、毛髪を生成する重要な働きを担う
毛母細胞の増殖や活性化が衰退。

成長期が短くなり太く成長せず、細い毛のままで
髪の一生を終えて抜け落ちてしまいます。

つまり本数が少なく、痩せて細い髪しか生えてこない状態になってしまう。

髪のハリコシ低下に関係するタンパク質としてVEGFを特定。

VEGFという毛母細胞に栄養を与える物質は、加齢とともに減少、

その結果、髪に栄養が行かず細くなります。
またVEGFが低下するとコルテックスの密度が低くなる事もわかっています。

他にも、毛髪の発達に関係する女性ホルモンである
エストロゲンも加齢によって減少します。

規則正しい生活で毛母細胞を活性化

栄養の偏りは、毛母細胞の栄養不足や新陳代謝の悪化に繋がります。

ビタミン、ミネラルなどバランスの良い食生活を心がけましょう。

髪の90%以上は、ケラチンというタンパク質でできています。
髪の原料が不足しないように、大豆や乳製品など
良質なたんぱく質もあわせて摂取する事が大切です。

毛母細胞が修復される美のゴールデンタイム

22:00-翌2:00は、ぐっすり眠れるように心がけてください。

全身の血流が良くなると、毛母細胞に栄養が行き届くので、
適度な運動も毎日の習慣に取り入れると良いでしょう。

乾燥 について

若々しさの象徴として、髪の潤いが重要です。
肌を見ると年齢がわかるのと同じで、
髪の乾燥度合で見た目が変わります。

・・・でも、いくらトリートメントをしても
すぐにバサバサ。スタイリング剤なしでは
ツヤなんて出せない。

加齢による水分量の変化

プルプル肌とツヤツヤ髪を保てるのは、
残念ながら、20代まで、肌と同じく髪も曲がり角を向かえます。

髪表面の乾燥の進行

皮脂や水分の減少でキューティクルが剥がれやすくなり、
乾燥が進行

キューティクルがきちんと閉じない髪は、
そこから、どんどんうるおい成分がいき空洞化して、
パサパサ毛になります。

水分量や皮脂量が年を追うごとに減少。

髪内部の水分利用の低下はもちろん、
より水分が流れで安い髪になってしまいます。

・肌と同じように髪もどんどん乾燥が悪化

赤ちゃんの頃は、80%が水分だったのに対し、
60代になる頃には、50%以下にまで
減ってしまいます。

加齢で肌の潤いが無くなっていくのと同じように、
髪も潤いを失って劣化してしまいます。

健康的で美しい髪には、12-13%の水分が含まれていますが、
マダム世代のパサついた髪には、7%程度です。

髪内部の水分を保持する天然保湿成分NMF
加齢によって減少します。

皮脂も20代後半をピークに、どんどん減っていきます。

皮脂分泌が低下すると、髪のバリア機能が落ち、
髪表面の疎水性を失います。

疎水とは、水をはじく性質の事

皮脂不足で頭皮が乾燥すると、細胞のターンオーバーの
サイクルが乱れ、みずみずしくハリのある頭皮が保たれなくなります。

頭皮が皮脂不足によって乾燥し健康な髪が育たなくなると、
キューティクルが剥がれやすくなり、切れ毛や枝毛となって、
髪のダメージが表面化。

さらに、NMFが流出しやすくなり、より乾燥がひどくなってしまいます。

・優しいシャンプーで髪を刺激から保護

洗浄力の強いシャンプーは、髪に必要な脂質を奪ってしまいます。

アミノ酸は、髪の毛を構成しているタンパク質の材料になっている成分です。

アミノ酸系シャンプーなどの髪に優しい成分を選びましょう。

ちなみに、Sabbathのオススメシャンプー&トリートメントはこちら

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洗いすぎ(一日2回以上) やゴシゴシ摩擦を与える洗い方も、
キューティクルを破損するので、注意してください。

肌と同様に、紫外線は髪と頭皮に乾燥など
大きなダメージを与えます。

直接強い紫外線にあたるのは避け、帽子や日傘などで
遮断する事。

UVカット効果のあるヘアケア剤とかもあるので、
うまく利用していきましょう。

◆パサついてツヤが出ない髪のスタイリングのコツ
アウトバストリートメントでツヤ出し+保護

ドライヤーの熱からの保護や手触り感UPにも繋がります。
またオイルは伸びの良いサラッとした軽めのタイプを選んで、
中間から毛先につけます。
重めのタイプを選んだり、根元からつけてしまうと、
ボリュームをつくりにくくなってしまいます。

うねり について

昔はストレートだったのに、年齢とともにうねうね・・・

健康で若い頭皮から生まれる髪

ハリがあり、健康な頭皮は、毛穴も正円○
そこから生える髪も正円なので、素直なストレートです。

一方、たるんだ頭皮から生まれる髪

たるんだ毛穴は、断面が楕円やゆがんでいびつな状態
髪の断面の形が変わり、うねりが生じます。

頭皮のたるみによって毛穴がゆがむと、髪の断面が楕円に変化
うねりのある曲がった髪が生えてきます。

老化で起こる頭皮のたるみが原因

加齢によって顔がたるむように、
実は頭皮も老化して、たるんだり、
硬くなったり薄くなったりします。

健康で若い頭皮はしっかりと厚みがあって、
毛穴そのものがまっすぐな為、
髪の断面は正円○に近い状態、

そのため生えてくる髪も直毛です。

老化してたるんだ頭皮は、毛穴がゆがんでいるので、
髪の断面も楕円やゆがんだ形になります。

そうすると、髪の毛にうねりが生じてしまうという訳です。

毛一つの原因として、加齢とともに
コルテックスの分布が偏る事があげられます。

本来直毛は、
親水性コルテックスと疎水性コルテックスが均一に分布しています。

加齢によりバランスが崩れる事で
直毛の人もうねり毛に変化してしまうのです。

個人差は大きいのですが、
早い人では、35歳くらいから気になりはじめます。

もともとクセ毛になる遺伝要素を持った人に起こりやすいと言われています。

頭皮マッサージやスカルプケアが効果的

頭皮のたるみが原因なので、頭皮の老化を予防して、
健康な頭皮を取り戻す事が最善のケアです。

頭皮の健康のために必要な事は、血行の促進です。

毎日のシャンプーでは、指の腹を使って頭皮マッサージをして、血行UP

美容室では、毛穴を刺激する頭皮マッサージや、汚れを取るスカルプケアがオススメ

頭皮のたるみを改善すると髪のうねりが取れて、ツヤも出ますし、顔のたるみにも効果的です。