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染めたい色が似合わない!

この間好きな色を決めてヘアカラーしてもらいました。
色は希望通りなんですが、どうも似合いません。
これってどうしようもないですか?

A.
“似合う色”というのは、とても簡単にいうと、
その人の瞳の色や肌の色などを元に見つけていきます。

生まれ持った個性によって、似合う色、似合わない色というのは
確かにあります。

でも、せっかくカラーリングをするのに、
好きな色や流行の色をあきらめなければならない、ということにはなりません。

たとえば一言で「赤」といっても、原色の赤、黒っぽい赤、
ワイン系の赤、青みの強い赤、オレンジっぽい赤・・・と
無数の「赤」があります。

赤に染めて似合わなかったのであれば、
似合わないタイプの赤で染めたのであって、
赤が似合わないということにはなりません。

似合う赤も必ずありますので、カラーリングが得意なサロンやカラリストに相談して、
自分にぴったりの赤を探してもらうとよいでしょう。

もちろん他の色でも同じことです。

また、「赤」の中でも、自分に似合わないタイプの「赤」に染めたい場合も、
ちょっとした上級テクニックを使うことで解決します。

カラーリングのテクニックに、細かく筋をとってベースのカラーと
染め分ける、ハイライトやローライトといった“ホイルワーク”というものがあります。

ホイルを使うからホイルワークというのですが、一色だけで染める
“一色染め”にくらべて、複雑な色味や動きを表現することができるのがメリット。

これを応用して、自分に似合うタイプの色でベースを染め、
ホイルワークで自分に似合わないけれど好きな色で染めれば、
違和感なく好きな色を楽しむことができます。

ほかにも、
「流行りの色ベース×ポイントで好きな色」
「似合う色ベース×ポイントで似合わないけど流行りの色」など
パーソナルなデザインカラーも可能。

色使いや入れる場所、量によって印象ががらりと変わるので、
いろいろな組み合わせを楽しんでみてはいかがでしょうか?

最近では自分のライフスタイルや好み、なりたいイメージから
こまやかに色を選ぶ人が増えてきました。

もちろん肌や瞳の色から似合う色を探すのもひとつの手ですが、
似合わないと思い込んでいる色でも、混色やテクニック次第で
バリエーションは無限。
まずは担当のスタイリストさんに、
「できる女に見せたい」「バイオレット系がすき」などしっかりと要望を
伝えて自分だけの色を探していきましょう。